羊の世話

「私の羊の世話をしなさい。」ヨハネ21:16　この言葉は、私が新しい人を雇い入れた時に与えられる聖書の一説です。人を育てるという事は、何歳になっても何回やっても難しいものです。同じ事を何回も教えたり、失敗の言い訳をされたりするとイライラしてついキツく言ってしまいます。それは、私も「迷える子羊」だからです。なかなか「善い羊飼い」にはなれません。しかし羊飼いなる神が迷える私を導いてくださいます。人を育てる事を通して、私も共に成長していきたいと願います。

十　主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主は御名にふさわしくわたしを正しい道に導かれる。　詩篇23：1.2

主人公

私が20歳位の頃、喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、隣の席の30代位の女性が2人で、「人生で主人公になれるのは、結婚式と葬式だけだよねー。」と話していたのが聞こえてきました。「ちょいちょいちょい。自分の人生ではいつも自分が主役やろ！」と言いたかったのですが、見ず知らずの人だったので、やめておきました。それから10年位経って、教会で「神があなたの人生の主人です。」と聞いた時も「ちょいちょいちょい。」と思いましたが、最近になって神が喜ばれる人生を歩む事が、自分にとって良い事だとわかってきました。創り主の期待に応えてこそ、本当の意味で人生の主人公になれると思います。

十　わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和な計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。
エレミヤ書　19：11

バベルの塔

私達の先祖が世界中で同じ言葉を使っていた頃（7000年以上前、ノアの洪水の少し後）「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。」と言って先祖たちは、れんがやアスファルトを用いて高い塔を建て始めました。その後、神は降って来て先祖たちの言葉を混乱させたので、彼らは町の建設をやめ、全地に散らされました。この大昔の出来事を考えれば考えるほど、私にはわかりませんが、人生が安穏な時ほど人間は神への感謝を忘れ易く、そんな時に神は試練を与えられるのかなと思います。そしてその事を通して多種多様な文化が生まれてきたのかもしれません。

十　こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱（バベル）させ、また主がそこから彼らを全地に散らされたからである。
　　創世紀11：9

ピカソ

私は、パブロ　ピカソの絵があまり好きではありませんでした。しかしスペイン旅行した時に、ピカソ美術館に入る機会があり、彼へのイメージが180°変わりました。若い時の作品は、普通に美しくまさに天才だったのです。美術の教師であったピカソの父も筆を折った程の実力だったそうですが、うまいだけでは売れないのが世の常です。長く売れない時期を過ごし、彼があみだしたのがあの奇妙な平面に立体を表現する手法だったのです！晩年のピカソは、鳩の絵をたくさん書きました。私の店のトイレにも飾ってありますが、子供が描いたような絵で心がとてもなごみます。晩年のピカソも主イエスの言葉を思い出したのかもしれません。

十　子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。　　マルコによる福音書10：15

クリスチャン手帳

昨年の11月頃、ずっと探していたスケジュール帳を見つけました。それは、日曜日から始まる手帳です。カレンダーは、日曜日から始まるし、英語の歌もSUNDAYからなのに、スケジュール帳はなぜ月曜からなんだろう？と思っていました。しかし、日曜始まりの手帳をいざ使ってみると、勝手が悪いのです。それは、私の生活が神様中心でなく、仕事中心だからなのかもしれません。今年１年間、この「クリスチャン手帳」を私は使います。仕事の事ばっかり書いてありますが、仕事を与えてくださった神様に感謝して1週間を始める1年でありたいと思います。

十　何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。　マタイによる福音書6：33

エミナ

昨年11月末に娘が誕生しました。旧約聖書、ヨブ記の最後の章に出てくる、ヨブが苦難の後に与えられた娘エミマからとって「えみな」と名付けました。上の娘と同じひらがなにしましたが、漢字をあてるならば「恵美名」となります。「恵の美しい名前」とは、私にとって主イエス・キリストです。この子の名前を呼ぶ度に、あらゆる苦難から救ってくださった事、新しい恵を与えてくださった事を想い出したいと思います。

十　その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。　　マタイによる福音書1：21